最近の買い物

よくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)

この桜坂洋氏という作家に、最近夢中だ。
安倍吉俊画伯のイラスト目当てで買った「ALL YOU NEED IS KILL」が予想外に面白かったので、他のも読んでやろうと思い、読み始めたのがこの「現代魔法シリーズ」だ。
そして期待を裏切ることなく、これも最高に面白かった。
「魔法使い」が登場するファンタジー（あるいは伝奇？）であるが、その設定は科学（ＳＦ）的である。
これがミソだ。
「ALL･･･」も同じで、ループする時間の理由や敵の侵略者の正体などを論理的に設定している。
いやあ、こういうの大好きだ！
ハードＳＦ好きでありながら、なんかこう、色々ごった煮のムチャクチャな話とかも好きなおれであるからして。
これからもこの作家の作品を追いかけて行こうと思う。

ハチミツとクローバー 10 (クイーンズコミックス)

いやー、終わっちゃいましたねえ。
なんつーか、残念です。
冷静に見ると、真山がリカさんとくっつくのが早すぎたように思える。
ケリがついちゃった感じで最後の方じゃもう存在感なかったし。
森田とカオルの話も本編でやる必要なかった気が。
そもそも、こんな風にドラマチックな展開が必要だったのだろうか？
9巻・10巻は、いらなかったような、そんな風に感じてしまった。
しかし、とにかく。
羽海野先生、お疲れ様。次回作を楽しみに待っています。

竹本が電車の中でサンドイッチ食いながらボロボロ泣くラストシーンは、映画「遙かなる山の呼び声」の高倉健がおにぎり食べて泣くラストシーンを思い出してちょっと泣けた。

ARIA 9 (BLADE COMICS)

アニメを見て、ハマってしまい、ついに原作に手を出しました。
・・・読んで愕然。
これほど実力のある漫画家の作品を今まで知らなかったなんて・・・まだまだ、情報収集能力が甘いと反省。
すべての作家、すべての作品を網羅できるわけないのは当たり前だが、もっとレーダーの感覚を鋭敏にしないといけないな。
この天野こずえ先生の作品を、もし知らずに生きていったとしたら、人生メチャクチャ大損であるにちがいない。
もう、毎日でも読みたい！