起動HDD引っ越し

例のSeagate問題で、私のマシンの起動HDDが該当ドライヴであった事を受けて、別メーカのHDDに換装することを決断。
この週末に実行に移した。
データの移行方法だが、HDDのコピーツールを使って行った。
今回、使用したのは「LBコピーワークス10」というソフト。
秋葉のヨドバシで期間限定の割引販売していたものを入手した。他店より安いので、買おうと思ってる人は要チェックだ。
さて肝心の換装HDDだが、日立の500GBを購入した。
もともと、自作をはじめた初期からIBM(現在は日立にHDD事業を売却)をよく使ってきたというのもあるが、その他のメーカはトラブルの経験が多く、買う気になれなかったからだ。
家に帰り、まずHDDをPCに組み込み、フォーマットした。当然のことながら、えらい時間待たされる。
それからLBコピーワークス10をインスト。起動してみると、なんとコピー先のHDDはパーティーション作成とかすんなという。
…よく考えてみれば、妥当な話だ。データやパーティーション構成に関わらず、まるごとHDDをコピーするわけだから、コピー先が空でないとまずいのだろう。結局、管理ツールでパーティーションを削除。フォーマットに費やした時間はなんだったのか…
それから、指示に従い、コピー元のCHKDSKを行う。これがまた時間がかかる。アニメを見たり、着せ替え人形で遊んだりして待つ。
終わってメッセージを確認。マニュアル様が確認しろと仰せの『Windows has checked the file system and found no problems』の一文を探す。
……ない!
マニュアル様はCHKDSKのオプション「不良セクタをスキャンし、回復する」のチェックを外してもう一回やれと書いてある。
げんなりしたが、リトライ。
しかし、次も例の一文は見あたらない。
プチ切れした私は、もうコピー作業に移ることにした。時間は有限なのだ。
コピーを開始すると、今度は『このままじゃできねーから再起動しやがれ』という意味のダイアログが出たのでそれに従う。
再起動後、WINDOWSが立ち上がる前にツールの画面になり、やっとコピーを開始した。ここまでいったい何時間かかってんだか。
気分を落ち着けるためにシャワーを浴びて戻ってくると、とっくにコピーは終わっており、なぜかWINDOWSのログイン画面になっていた。
マニュアル様によれば、コピー後はPCをシャットダウンしてコピー元HDDを抜け、と書いてある。コピー先のHDDが、サブHDDのままWINDOWSに認識されてしまうと、その後起動HDDに出来ないのかもしれない。それでなくともブートに弱いWINDOWSでは、さまざまな問題が起こることが考えられる。
いいかげんイラっと来たが、コピー中に席を外した自分が悪いのだ。
この時点で明け方の4時。作業は翌日に回すことにして、発泡酒を飲みながら、「とらドラ!」「鋼殻のレギオス」を見て寝た。

起きると午後二時半。はあ〜、とため息が出たが、モゾモゾ起き出す。
すると猛烈な咳。のどが痛い。風邪だ。
とりあえず、ごま塩を振りかけただけのメシを食い、ネットブックで馬券を買う。
そしてPCを起動。もう一度コピーだ。
前回はウィザードに任せてしまったが、今回は手動でツールを操作。
作業はスムーズに進み、意外に早い時間でコピー終了。PCをシャットダウンしてHDDをつなぎ替え、コピー元を外して再び電源を入れる。
何の問題もなく、WINDOWSが立ち上がった。…ようやく、すべての作業が終わった。
しかし、こんな苦労をする必要が果たしてあったのか。
Seagateからのアナウンスでは、『実際の不具合発生率は、HDDの仕様として公表している“年間故障率”(Barracuda 7200.11の場合0.34%)の範囲内でごくわずか』というのだ…